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  • 山本洋一

「ながら運転」撲滅へ

 スマホ向けゲーム「ポケモGO」をしながらトラックを運転していた男が小学4年生の男児をはねて死亡させた事件から今日で3年。25日には愛知県警と岐阜県警による一斉取り締まりも行われました。一斉取り締まりの出発式に参加した被害男児の父、則竹崇智さんは「(ながら運転は)殺人行為。絶対にやめてほしい」と訴えました。



 出発式から数時間後、愛知県トラック協会主催の勉強会でたまたま私は、則竹さんの話を伺うことができましたので、少しご紹介します。



 則竹さんの話によると、犠牲となった男児は小学校からの集団下校中、先頭に立って横断歩道を渡っていました。左から小型のトラックが近づいてきましたが、止まると思ったのでしょう。そのまま渡り切ろうとしたところ、トラックはブレーキをかけずに男児をはねました。数時間後、男児は病院で息を引き取ったそうです。何の罪もないにも関わらず。


 運転手の男は後に「ポケモンGOをしていて前を見ていなかった」と供述。その後、過失致死の罪で禁錮3年の実刑判決を受けました。


 話を聞いているうちに、私も気が付けば涙が頬をつたっていましたし、会場内ではすすり泣く声があちこちで聞かれました。禁錮3年という量刑が重いのか、軽いのかはわかりません。ただ、何の罪もない子供が突然、命を奪われる。そして、その家族が生涯、悲しみを背負って生きなければならなくなる。その理不尽さはつくづく理解しました。



 絶対に加害者になってはいけない。うちの会社から加害者を出してはいけない、そう強く感じた勉強会でした。


 ゲームに限らず、仕事で、プライベートで、様々な理由でスマホを操作する機会は増えています。ふとした気の緩みから、一生後悔するような事故を起こす危険は常にあります。12月から罰則も強化されます。ながら運転をやめましょう。ながら運転を撲滅しましょう。


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